ながいいちにち。
こんばんは。
大学時代の指導教官(二代目)が急逝され、本日はそのお別れ会でした。
大学院に進学し、通常(?)より遙かに長い学生生活*1を送り、二人の指導教官に師事し*2ていたわたしですが。
実のところ、いわゆる学者とか博士とかそういうものになろう、という意欲を持ったことはありません。専門的な学問の道に進むための能力や適正に欠けていたことはとっくにわかっていたからです。それでも進学したのは、「まだなにも決まっていないのなら、せめて研究の素地くらいは残しておこうか」と思ったからですし*3、結局は自分の「目的」が定まって、ステージを変えることが必要になったのでした。
だから、わたしが「恩返し」できるとするならば、自分が選択した道を邁進していくことだけなのです。
「カコリンさんねぇ*4、あなたも自分のやりたいことをやればいいんですよ」と、退学届に署名をしながら餞を送ってくれたのですから。
シャレにならないようなダメ院生の時代、あれは自分の一生を決めるために迷った、軽くも重い時間だったと言えるように。そうじゃないと、今度こそ本物のバカだと思われてしまうからなぁ。