LIFE(仮題).

つれづれ……というにはあまりにも休み休みですが(笑)。

光母子殺害、元少年に死刑判決 広島高裁差し戻し控訴審(asahi.com)

素晴らしいと諸手をあげることもできず、さりとて他に腑に落ちる量刑が(日本の刑法には)存在するわけでもない、なんとも悩ましい判決が、ついに出ました。
ただ、これで裁判は終了じゃないんですよね。ここまで毅然として戦い続けたにもかかわらず、実はまだ最高裁という下手をすればべらぼうに長い審理が待っているわけです。そこに思いを至らせて欲しいですね。結果はどうあれ、この延々続く回り道のような裁判は、被害者側の関係者に過分な責めを負わせるだけなのではないかということを……。

とりあえず、この差し戻し審の弁護団は、完膚無きまでに法廷戦術を誤ったと思います。主義主張があるのは結構ですが、それを実例サンプルで証明しようというのが間違いなんですね、きっと。




……これ、裁判員制度の下で審理されたらどうなるんでしょうか*1

*1:もしもわたしが裁判員を委託される可能性が出てきたら(流れから言うと近日中に発生するわけですが)、既存法律をきちんと学んでから臨みたいと思います。しかし現実にはそんな余裕はないわけで、だからこそプロの法律家に裁定をお願いしたいと考えています。たとえ自分が被告人の立場であったとしても。