LIFE(仮題).

つれづれ……というにはあまりにも休み休みですが(笑)。

バタバタした日々の合間にも、本は読みます。

おおきく振りかぶって(12) (アフタヌーンKC)

おおきく振りかぶって(12) (アフタヌーンKC)


連載と単行本のペースの違いがどんどん開いていっていますが……。いや、いいんですけどね。
花井と水谷と西広、というわたしのお気に入りキャラが活躍*1している巻なので、単純に嬉しいです。阿部は好きなだけ悩めばいいと思います。彼の悩みのポイントは完全に間違っているわけですが。ぷぷぷ。そして三橋にいろんな意味であっさり追い抜かれればいいのですよ……(腹黒)。

PLUTO 8 (ビッグコミックス)

PLUTO 8 (ビッグコミックス)


完結でございました。いやいや、うっかり(?)じーんと来てしまいましたよ。人ってむつかしい生き物ですよね、なんて思ったりして。
ちゃんと読み返せばわかるはずなんですが、あのクマ(的なモノ)は結局、だれがなにをどうしてあそこにいるの?

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2


待てば海路の日和あり。というわけで先に読み終わった方から内線電話で回ってきました(笑)。

  1. いやぁ……村上春樹ですねぇ、としか言いようのない読後感でしたよ。最近の作品になればなるほど、登場人物がタフになるというか、むちゃくちゃ揺るぎない人たちだらけになるなぁ、と思っていたのですが、今回はそれがきわまった感じがとてもしました。『海辺のカフカ』における星野ちゃん的な登場人物が見あたらず、息抜き不能! っていうのがなんとも。でも読んじゃうんですけどね、そりゃ。にしても、Book2に入る辺りから、プールの水がどんどんゲル化していくなかで泳いでいるような感じになりましたよ。やっぱり読者も作者と同じくらい身体を鍛えないといけないのかしら……。
  2. 「1984年ってどんな年だっけ? ここに書いてあるようなモノや事柄ってどうなんだろ?」と思いつつ読んでいましたが、途中から、「舞台は1Q84年なんだから、考えなくてもいいや」と吹っ切りました。なんというか、そこがこの物語のキモではないのでは、というわけで。
  3. 個人的には、いままででいちばんベタな内容だなぁ、と思いました。んで、Book3になろうが別の作品になろうが、次の小説は『1Q84の続編』になるんじゃないでしょうか。いや、あれで終わりでも全くかまわないんですけどね。
  4. それにしても。慣れないせいなのか、村上春樹は女性を主人公にして描くのがあんまりお上手ではないような。なんか、青豆がいわゆるニューハーフっぽく(または、本当は男なんだけどやむなく女として生活している、とか)感じることが多くて、実はそれがいちばんの引っかかり所だったような気もします。

*1:したんだよね……。西広の判断は成長の証、なんだよねぇ???