LIFE(仮題).

つれづれ……というにはあまりにも休み休みですが(笑)。

今日買った本

其の壱

鼻兎(4) (アッパーズKCDX (30))

鼻兎(4) (アッパーズKCDX (30))


昨年末に刊行されていたのですが、うっかり見逃していてようやく買えました。
ヤングマガジンアッパーズ」の廃刊(2004年10月)で、これが最終巻になるのでしょう……。ラストの話がそう言っています、おそらく。
巻を重ねるにつれ、シュールというかワールドというか、そんな感じになっていった鼻兎と仲間たちでしたが、なんでもないときに読むにはすごくいいんだよなあ。

其の弐

おおきく振りかぶって (1)

おおきく振りかぶって (1)


ウエブサイト「駒木博士の社会学講座」内の第3回仁川経済大学コミックアワードにてめでたく2004年のグランプリを獲得。まあそれ以前から面白いという話を方々で聞いていたので、1巻を購入してみた次第*1
高校野球という、マンガの題材としてはあまりにもベタな素材を扱っているにも関わらず、やたらと新鮮味に溢れている『おお振り』。
それは「ビビリなエース」三橋君と「わかってない捕手」阿部君の成長(+その周辺の人々の良く立っているキャラクタ)が主眼だからで、ここに焦点を当てるための「ツール」として野球を選択したのはうってつけ。余計な部分を省きに省いたって、大抵の読者はついてこられるだろう、という読みもあるのでしょう。
久しぶりの、慌てずじっくり読めるマンガ、という感じです。うーん、全然性格は違いますが、わたしの読書経験でいうと、川原泉を読んでいるときに似ているような。


ただ……。『のだめカンタービレ』『DEATH NOTE*2のように、「ああ、早く続き続き!!大人買いするぜ!!」という気分になっていないこともまた事実。
というのも、これが『おお振り』に今まで着手していなかった理由なんですが。
そう、絵が若干馴染めないんです……。人物も、造型も。でもストーリーは素晴らしい。難儀なものですね。
もう少し読み込んで、慣れたら続刊を入手したいと思います。それまでには増刷もできているでしょう(笑)。

*1:実は、アフタヌーンでちらりと見たことはあった

*2:3巻までなら、葉鳥ビスコの『桜蘭高校ホスト部』もそうだった