LIFE(仮題).

つれづれ……というにはあまりにも休み休みですが(笑)。

言葉の恐怖、言葉の至福

どうしてみんなそんなに簡単に、話の口火を切ることができるんだろう?
誰でも聞くような事は聞けない、誰も思いつかないような話は思いつかない。
自分のことから話し出すのは、後で後悔の種になる。小さな小さな会話でさえ、あとでわたしを苦しめる。
壊したくないと思えば思うほど、わたしは前に進めない。それが自然にひび割れを生じさせるのかもしれないと、考えればなおのこと。
話すことなど何もない、と嘯くことができればいいのに。
言葉を紡ぐ恐怖を味わいながら、何度も沈みながら、それでもなお。


なんのためにこの場所があるのかって、わたしが消えないためなんだろうな。
どんな言葉が世界に刻みつけられていても、ここに言葉がある限り、まだ、大丈夫。そう信じてる。
信じてでもいないと、生きていられない。